マンション等の大規模修繕工事中は、外壁清掃や塗装の為、足場を組み作業を行う。
足場が立つと言うことは防犯面から考えると外部からの進入を容易くさせ、常駐の防犯カメラだけではフォローすることが困難になる。この建物は都心繁華街に面している為、正面口は飲食店舗が連なり足場も3階屋上部分から建てているので特に問題が無かったが、裏口は人通りも少なく地面から直接足場が組まれているので、クライアントもそこを危惧していた。
ビケ足場(くさび緊結式足場)にセットするために加工した固定垂木クランプを利用しカメラ脚部分を取り付ける。通常の固定カメラは地上から脚立で工事を行うものだが地上数メートルの足場の上での作業は細心の注意が必要となる。カメラを装着し目測でのセッティングの後、小型モニターを現場に持ち込み、狙いたいアングルの微調整を行う。
映像 ケーブルをハードディスク本体とモニターの設置してある現場事務所まで配線する。
他電線との共有埋設、単独配線。狭い足場上での作業は設計図に基づく寸法取りと、綿密な打ち合わせ、熟練の作業が求められる。
違和感 なくビケ足場に取付完了。
夜間に赤外線ライトを照射する防雨型カメラは、暗い夜道こそ威力を発揮すると言っても過言では無い。4台のカメラが裏口面約50mをフルカバーする。また赤外線の赤い光は犯罪抑止力にもなっている事も事実である。
モニターに映し出された録画機の映像。
日中はカラー映像を映し、夜間は赤外線ライトの為モノクロ映像となる。クリアな映像は2週間から数ヶ月まで設定により録画する事が可能であり、もし何かの犯罪が捉えられたときもその部分だけを外部出力し、警察その他関係各所に提出できる。
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